イロドリズム

主に子育て、ときどき脱線。バタバタの毎日、でもちょっと素敵に楽しく暮らしたい。

こんな感じで。2人目は無痛分娩を選びました。

 

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今日は無痛分娩のお話。

友人からよく話を聞かれるので、ブログにも書いていこうと思います。

一度で書ききれないので最初に結論を言っておくと、私は無痛分娩にして良かったです。無痛分娩ならもう一人産めるかも、と思ったくらい。

でも、想像以上に個人差があるとも感じました。

では、私が無痛分娩を選んだ経緯について。

 

 

 

第1子を妊娠した8年前も、無痛分娩に興味はあったんです、私。

でも、ぎりぎりまで仕事をして産休に入り、里帰り出産をしたので気持ち的に慌ただしかったということもあり。実家近くで無痛分娩を受けている産院を調べるというところまでいかず、なんとなく自然分娩(経膣分娩)で出産しました。自然分娩って言い方はどうかなぁとも思いますが、伝わりやすいので使います。

 

結果・・・めちゃくちゃしんどかった😭

出産を甘く見てました。多くの女性が通っている道だから、まぁ何とかなるだろうと。

いやー、私は痛みに弱い人間なんだ、と、産後は考えを改めましたね。

 

破水後本格的な陣痛が始まると、その痛みから嘔吐。産まれる直前までずっと陣痛と嘔吐の波におそわれる、その繰り返し。意識がはっきりしていなかったので正確な数はわかりませんが、嘔吐回数は軽く10回を超えていました。

出血量も多かったそうで産後フラフラ~。からの発熱~。

そして産後回復にも苦戦して、時間がかかりました。いきみのせいか、しばらくは痔にもなってしまって😢

数年間、2人目を産むということ自体考えられないくらい心身ともにダメージを受けていました。まぁいわゆるワンオペ育児だった、というのも理由のひとつなんですけどね。

もう出産できないよ〜したくないよ〜😭

というのが、率直な意見でした。

 

そんな経験から、2人目を妊娠したとき、というより2人目を考えたときから、痛みを緩和する分娩方法にしようという気持ちは固かったです。

長男出産から月日が経って私自身歳をとっています。体力も落ちているはずなので、産後回復はさらに遅れるだろうと思いました。2人目以降は上の子の生活もあるので里帰り出産はしづらい。退院後すぐ自宅に戻るなら余計、回復も早ければ早いほどありがたいですよね。

無痛分娩の利点に、産後の回復が早いというのがあります。それもありがたい✨と思いました。

 

 

 

自宅から通える病院で、自然分娩以外の分娩方法が可能なところにはいくつかあって、産院によって

 

ソフロロジー音楽療法、イメージトレーニング、呼吸法、エクササイズを取り入れた分娩法。リラックスできる音楽を聴きながらエクササイズやイメージトレーニングをすることで、出産をする不安や怖いという気持ちを軽くし、前向きな気持ちでお産ができるようにしていく。

 

フリースタイル分娩:従来の仰向けの姿勢だけでなく、横向きや四つん這いなど、自分が楽な姿勢での分娩。

 

無痛分娩:麻酔を用いて痛みを緩和しながら分娩(経膣分娩)を行うこと。麻酔は一般的に硬膜外麻酔が行われる。

 

を行なっていました。

調べた上で、無痛分娩が一番はっきり痛みが減るだろうと思ったこと、検診に通いやすい産院では無痛分娩を行なっていたという理由で、私は無痛分娩をしている産婦人科へ通うことにしました。

 

 

ざっくりですが、無痛分娩のメリットとデメリットをまとめました👇

 

メリット

  • 出産の恐怖から解放される:出産の恐怖やストレスから解放され、落ち着いてお産に臨める
  • 分娩中の痛みを軽減できる:痛みが軽減できると、赤ちゃんへの血流が保たれ、赤ちゃんへ送られる酸素量が減らない。
  • 産後の回復が早い:痛みで体力を削られることがなく、出産時の疲労が少ないので、産後の回復が早い。

 

 

デメリット

  • 費用が高い:麻酔薬や陣痛促進剤などを使って処置をする分、自然分娩よりも費用が高くなる。
  • 痛みは個人差がある:麻酔が効きすぎたり、ほとんど効かないケースもある。
  • 麻酔の副作用:母体にかゆみ、吐き気、頭痛、発熱などの副作用の可能性。
  • 吸引分娩の可能性がある:無痛分娩では分娩時間が長引きやすいといわれる。さらに麻酔によりうまくいきめないこともあり、あまり分娩に時間を要するようなら、器具を使って吸引分娩となることもある。

 

ちなみに費用ですが、私の産院では、通常+10万円でした。まぁ安くはないですね。これは病院によって結構バラつきがあるそうです。 

 

 

無痛分娩では、麻酔薬が硬膜外腔とは別の場所に入り、その後の対応が不十分だったことで、分娩時にお母さんや、赤ちゃんが脳に障害を受けたり、亡くなってしまったというショッキングな事故がありました。

元々あった『自然分娩が一番』『お産は痛いもの』という考えと合わさって、無痛分娩には批判的な方も多くいらっしゃると思います。『自然分娩』という呼び方に、すでにその慣習・気持ちが表れていますよね😨

赤ちゃんへの麻酔の影響はほぼないと言われていますが、ゼロではないかもしれないし・・・麻酔を打たないと産めないってわけではないから、慎重になります。

私自身は自分の過去の経験から無痛分娩という選択に迷いはありませんでしたが、それらの情報に、不安はもちろんありました。

なので、検診の際には『そのあたりは大丈夫なんでしょうか』

という、なんともアバウトな質問をしたりもしました。危ないからやめたほうがいいですよ、とは言われないのは百も承知なんですが、聞かないでモヤモヤしているよりは、って感じです。

ちなみに、自分で事前にネットなどで調べた内容では、無痛分娩のカテーテルが硬膜外腔のまわりの血管やくも膜下腔に入ってしまうこと自体は、一定の確率で起こるそうで、問題はもしそうなったときに素早く適切な対応ができるか、ということ。

これは検診の際に質問した医師も同様の話をされていました。その医師も、過去1度だけ硬膜外腔以外に麻酔薬が入ったことがある、とおっしゃっていました。でも、少しずつ麻酔を入れて様子を確認すれば、異変に気付いて対応できるので問題ありませんと。

 

不安がなくなるわけではありませんが、やはり医師と実際に話すのが一番もやもやが晴れる気がします。過去に1度その経験があるというのも、大きいと思いました。

相談の上、私は予定通り無痛分娩で出産することに決めました。

 

 

無痛分娩について、夫とは逐一話をしていました。夫はリスクの心配はしていましたが、長男の時からの経緯を見て私の決意が固いこともわかっていたので反対はしませんでした。

 

ですが、自分の家族や義理の家族にそれを伝えたのは出産直前です。これはタイミングを見計らいました💦

特に母や義母が聞いたら、絶対、余計に心配するでしょうし。私の希望した選択でそうなるのが申し訳なかったのと、もしも反対されても変えるつもりがなかったので、無用なゴタゴタは避けたかったのもあります。

なので両家両親に伝えたのは出産近くになってからでした。

 

長くなるので、一旦ここまで・・・