イロドリズム

主に子育て、ときどき脱線。バタバタの毎日、でもちょっと素敵に楽しく暮らしたい。

計画無痛分娩ってどうなのよ?~総括~

 

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ここまで、長女出産時の無痛分娩をつらつら振り返ってきたので、ついでにまとめを綴っておこうと思います。

 

 

前回はこちらでした👇

aoiro.hatenadiary.com

 

 

産院選び

2人目を考えた時点から、無痛分娩ができる産院を調べました。

無痛分娩ができる産院は徐々に増えているとは感じますが、まだまだ少ないですし、それも都市部に集中しているようです。

さらに無痛分娩が可能でも、麻酔科医がいる時間が限られているとか、自然分娩を勧められるとか、積極的には行なっていない場合もあるようです。

私は、無痛分娩での事故のニュースから無痛分娩に対する不安もあったので、自分なりにできる範囲でリスクを避けたいと考えて

  • 24時間無痛分娩対応
  • 無痛分娩に積極的
  • 医師が1人ではなく複数いる

産院を選びました。

24時間無痛分娩対応であれば、いつ陣痛が来ても、夜のお産になっても、万が一分娩中に麻酔のトラブルがあったとしても対応が早いかと。さらに、産院が無痛分娩を積極的に勧めているなら、無痛分娩に自信があったり、件数も多いだろうと考えました。

また、無痛分娩の事故をみると、主に医師が1人の産院で、麻酔もすべてその医師が担当している様子だったので、万が一のトラブル時は医師が複数いるほうが適切に対応してもらえるのではないかと考えました。

 

あとは自分が実際に通う産院で、疑問や不安をしっかり話して説明を受けることがとても大切だと思います。

大前提として、その産院が自分に合うかどうかも大事なポイントですしね。

 

 

 

陣痛 

私の通ったクリニックは、24時間無痛分娩対応ですが、基本的に計画無痛分娩を行っていました。私もそれに則って予定日の4日前に入院し、その日にカテーテルを挿入したり、バルーンを入れて子宮口を広げる処置を行いました。ここまでが出産前日(入院当日)の処置でした。

 

通常、計画無痛分娩だとその後(翌日)に陣痛促進剤で陣痛を誘発して出産につなげていくのですが、私の場合は前日の処置がきっかけになったのか、陣痛誘発をする前に自然に陣痛が始まりました。

その結果、陣痛促進剤を使うことなく出産することになりました。

痛み止めの麻酔薬は、使用し始めてから最後まできっちり効いて、おそらく良く効いたほうなのではないかと思います。それとも、「第1子の時が相当しんどかった😨」と訴えていた私に合わせて、麻酔を効かせてくれたのかもしれません。

無痛分娩時、陣痛の痛みはある程度残すようコントロールすると言われていますが、私の場合は麻酔薬を入れてからは全く痛くなく、最終赤ちゃんを産むまで痛みはゼロでした。

なので、いついきめばいいのか自分ではわからず、助産師さんの言うタイミングでいきんで産んだ、という感じです。赤ちゃんが出てきた感覚は一応ありました。

いきむタイミングはわかる。お腹の圧迫感はわかる。

と耳にすることが多いので、この点は違いましたね。

 

 

痛みがなかった分、体力の消耗がとても少なくて済みました。おかげで初産の時とは比べ物にならないくらい、産後の身体が楽でした。

初産の時は自然分娩を選んだのですが、陣痛の痛みから嘔吐を繰り返し、出血量も多めだったので、産後は疲れきってフラフラで、回復にもとても時間がかかったんです。今回は退院後すぐに自宅での生活が始まりますし上の子もいるので、回復の早い無痛分娩を選んだという点では、その通りになって大正解でした。

 

 

 分娩所要時間

次に分娩所要時間ですが、私は5時間半でした。

これは本当に個人差が大きいと思うので確かなことはわかりませんが、長くはないと思います。

無痛分娩は、麻酔で陣痛を抑えるので、自然分娩に比べて出産時間が長引きやすいといわれています。実際、同じクリニックで産後のママさんたちと話す機会があったのですが、出産まで2日かかったとか、10時間以上の方が多かったです。

経産婦は初産よりも早くお産が進むと言われるので、そう考えると初産+計画無痛分娩だとより長くなりやすいのかなーという気がします。

 

ちなみに、私の前回の分娩は8時間半でした。

助産師さんに言わせると、これは初産にしては早いほうだそうです。また、お産の進み具合は、人によってある程度傾向があるらしく、私はもともと分娩時間が短いほう+経産婦だったために、無痛分娩でも5時間半という時間で出産できたのだろうと思います。これが自然分娩だったら、きっともっと短い時間だったのだろうとも思います。

 

 

費用 

費用は、自然分娩+10万円でした。

これはクリニックによってバラつきがあるそうです。高いとは言いませんが、安くなれば嬉しいし、誰もが利用しやすくなると思います。私の場合、もしも無痛分娩というものがなかったら、2人目の出産を考えなかったかもしれません。それくらい、初産がしんどかったです。

もしかしたら私と同じような人もいるかもしれないので、誰もが利用しやすくなれば、微々たるものでも少子化対策になり得るかも。と感じています。

 

  

さらに

そう言えば、自分では考えもしなかったのですが・・・

『出産の痛みがなく産んだ子には愛情を感じられない』という説?が巷にはあるそうです。なんだか都市伝説みたいだなと思ってしまうのですが。

私はちゃんと愛情を感じています。ご安心ください。当然ですね😊

長男を自然分娩、長女を無痛分娩で出産しましたがどちらにも愛情を感じますし、出産直後からという点では、自分の体力に余裕があった今回のほうが、大泣きされても何されても可愛く思えると感じています。

長男の時はヘロヘロで、頼むからそんなに泣かないで~って懇願していたところがありました。

 

 

 

こんな感じで、私としては無痛分娩を選んで大正解でした。

初産後、そのしんどさから何年も『2人目を産むなんて私には無理』と考えていた私が、今回は出産直後に『こんなに楽ならもう1人産めるかも😲』と思ったくらいです。

事前に感じていたメリットを全部享受できましたし、デメリットも最低限で済んだからだと思います。

ただ、同じ無痛分娩を経験したママさんに実際に話を聞いても、ひとつとして同じようなお産はありませんでした。

時間が長かった方もいましたし、途中で麻酔が効かなくなったという方もいました。

帝王切開に切り替えたという方も。

本当に色々です。

そもそもお産自体がひとつひとつ違うもの。無痛分娩にしても同様に、個人差が大きいのだと感じました。だから、全員が全員、無痛分娩にして良かったと言えるわけではないだろうと思います。

経験者の話だからと言って鵜呑みにするのは良くなさそうです。

自分の体質や、実際に通っているクリニックの先生とよく相談し、メリットとデメリットを知っておくことをおすすめします。

その上でさらに、『お産は何があるかわからない、計画通りにはいかない』という心づもりも必要なのだなと感じました。

 

どうか良いお産になりますように。