イロドリズム

主に子育て、ときどき脱線。バタバタの毎日、でもちょっと素敵に楽しく暮らしたい。

計画無痛分娩ってどうなのよ?~いよいよ出産~

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長女を計画無痛分娩で出産したのでレポートしています。

 

 

前回は、入院したらまず何するの?ってことを書きました👇

aoiro.hatenadiary.com

 

今日はいよいよ産まれます。

 

  

 

21:00に早々と就寝したけれど、夜中1:00ごろに目が覚めてしまう。

予定日が近づくと、なかなか一度に長く寝られず頻繁に目が覚めるようになっていた。

明日に備えて寝たほうがいいよなぁと思って、もう一度ウトウトしたけれど、2:00過ぎに今度はお腹が張って起きてしまった。ここ1~2週間、お腹の張りも強い。

痛いなぁー😢と思いながらベッドの上で過ごす。

お腹の張りに波があるような・・・と思い始めて陣痛きたかもというアプリをつける。

陣痛の間隔を計測してくれるアプリを見つけて事前に入れておいたのが役立った😊

長男の時はアプリなんてなくて自分で時計を見るだけだった。お腹も痛いし実際計測はテキトーだったかもしれない。

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アプリをつけてみたけれどそれほど規則的ではない。でも、痛みが繰り返すなぁと思いながら寝られずに過ごしていたら、3:30あたりから痛みが強くなった。このままいくと、長男の時のように吐き気が止まらなくなるかもしれないと思い、4:00ごろナースコールをした。

状況を伝えると、

「入院バッグを持ってナースステーションに来てください」

とのこと。

「はーい」

と言ったはいいけれど、どんどん痛くなっていてなかなか歩みが進まなかった。痛みの波に耐えながら病室を出て廊下を歩いていると、助産師Sさんが迎えに来てくれた。ナースステーションがすごく遠くに感じ始めていたので、このお迎えは本当にありがたかった😭

「何時からお腹痛いですか?」

と聞かれて、「3:00くらいから」と答えると、

「3:00ですか」

という返事。もっと早くナースコールした方が良かったかしら?

私の痛がりように、陣痛室へ入ってすぐに痛み止めの点滴をしてくださった。そこから1〜2回陣痛らしき腹痛がきたけれど、すぐに痛み止めが効いてきて全く痛くなくなった😲

痛みがなくなると、途端に眠気がきて、気づけば5:00まで眠ってしまっていた💤

Sさんの入室で目を覚ますと、

「陣痛が進んできているので、今日お産になりそうです。旦那さんにも連絡して、でも来るには早いからまだいいよ。」

と言われる。痛くないので、自分では全くお産が進んでいる感じがなかった。一応夫にLINEで状況報告をし、またウトウト💤

余裕がありすぎて、お産間近という現実味がない。

「陣痛全く感じません」

と言うと、

「お腹を押されるような感覚もない?」

と聞かれたけれど、それもなかった。

後から振り返ると、私は麻酔が効きやすかったのだろうと思う。事前に調べていたところでは、痛みがゼロになるわけではなく、あえて少し残す、と書いていたし、無痛分娩を経験した人に話を聞いても、「普通に痛かった😲💦」と言っていたりした。

どこまで痛みを減らすのか、クリニックごとの考え方があるのかもしれないけれど、私は少し効きすぎていた可能性は否めない。Sさんは、麻酔が頭のほうに来ないようにと言って、ベッドの頭部を少し起こしていた。

 

 

 

7:00すぎ、Sさんから

「子宮口がほぼ全開になったから。分娩室へ移動するので、旦那さんにも連絡してきて来てもらっていいよ。」

と言われる。え?子宮口全開?分娩室移動?本当に私のことですか?というくらい実感なし。お腹を押されるような圧迫感もなし。

こんなに普段通りでいいのかな・・・😲

下半身の感覚がないので、立ったり歩いたりできない。

廊下を挟んで向かいの分娩室へ行くだけなのに車椅子で移動。

分娩室に移ってから、助産師さんたちの分娩準備が整うのと、夫が来るのを待つ。その間ですらスマホを触る余裕ぶり。

実家にいる実母とも、『分娩室に入った。これから産むよ~』的なLINEをやりとりしていた。

何度も言うけれど、全然痛みがない。

 

ここでSさんが「導尿させてもらいますね」と言って尿を取ってくれた。麻酔によって膀胱の感覚もなくなるから、自分でトイレに行きたいと思わなくなるそう。確かに、長い時間トイレに行っていなかったし、トイレに行くことを忘れていた。

調べていた通りだなと思った。

夫が来て、破水したら、もう産める状態だそう。 

 

Sさんいわく、「赤ちゃんの頭はもうすぐそこまで降りてきてますよ」と。

くどいようだが余裕。私、超リラックス状態。

こんなに感覚がなくて、本当にいきめるのだろうか・・・?それが不安になってきた。

Sさんに何度も「うまくいきめますかね??」と聞いた。

 

夫が到着。ひと通り自分で状況を説明して、あとは破水を待つ。

Sさんの指示で、自分ではきているのか全くわからない陣痛の波に合わせて、1~2回いきむ練習をした。

 

余談だけれど、私は長男出産のとき上手にいきめなかった。いきむって、便を出すのと同じ感じだと解釈していたら少し違ったらしい。分娩台の上で助産師さんに『違うよー。頭を起こして背中を丸めて』と指導されたのをいまだに覚えている。

 

今回は感覚がない分、余計に正しくいきめるか不安だった。長男の時教えられたことを思い出しながら、いきんだ(感覚がないので、あくまでそのイメージ)ら、上手です~と褒められた。

力が入っているのかすらわからない状態だったから、この感じで大丈夫なんだとホッとした。

自然に破水するのを待つと言われていたけれど、ここでSさんの判断で人工被膜することに。詳細は見えなかったものの破水したことはわかった。やっぱり、全然痛くなかった。

破水後、陣痛の波に合わせて1回いきみ、その次の波ではゆっくりやさしくいきんだところで無事出産!となる。

ここまで、分娩室にはSさんを中心に助産師さんが3人だけでとても静かだった。

後で知ったのだけれど、Sさんはこのクリニックの師長さんだそう。確かに安心してお任せできたし、無痛分娩で私もリラックスしていたので、とても落ち着いた分娩だった。たまたまSさんに担当してもらえたことは、本当に幸運だったと思う。

立ち合いをしていた夫も、後から聞いたら同じ感想を持っていて、Sさんのベテラン感が頼りになったと言っていた。

 

産まれた直後の赤ちゃんは紫色だった。産まれてすぐ、全力でギャーギャー泣き始める。

よく、ドラマとかで助産師さんに『元気な女の子ですよー』と言われて、お母さんがほっとするという場面があるけれど、長女の場合私から「元気ですね😲」とつい言ってしまうほど元気だった。

産まれたときの姿を見て、わー気が強そうだなー😨と思ったのだけれど、元気に産まれてくれればそれが何より。

 

産まれてすぐ、一度赤ちゃんをタオル越しに私の胸の上に置いてくださった。

写真を撮っても良いようだったけれど、私たち夫婦はマメに写真を撮るタイプではないのでここでは撮らなかった。紫色で血だらけの赤ちゃんを撮らなくても、後からで良いかーと思った。赤ちゃんはすぐに産後の処置に入ってもらった。

そして今日初めて医師が分娩室に登場。やっぱり分娩ってほとんど助産師さんがみてくれるんだなぁ。

お腹を押して胎盤を出したり、会陰が裂けたようでその縫合などの処置をして下さった。麻酔はもう入れていないもののまだ効いている。縫合の間、糸が通る感覚はあったけれど痛みはゼロのままだった。

前回は、産後立てない、歩けない、座れない、というのを経験したので、

これは痛み止めが切れたときは怖いなぁ😨と思った。案の定、切れてからはなかなか痛かった。

 

産後2時間は母子の経過観察のため、分娩室で過ごすそう。夫も一緒に分娩室にいて良いとのこと。

痛み止めがまだ効いていて、下半身が痺れていたので動くことはできなかった。

2時間もゆっくり、写真を撮ったり、赤ちゃんを抱っこしたりして良かったので、夫は嬉しかったようだ。

私の朝食を取ってあって、分娩室に持って来て下さった。産後で空腹感はないものの、食べる余裕はあって、ちゃんと美味しかった😋

長男の時は、産後最初の食事が「お祝い膳」なる豪華なものだったのだけど、全く食欲も元気もなく、せっかくのご馳走を丸々全部家族に食べてもらった苦い思い出があったので💦この余裕の違いに夫婦そろって驚いた。夫もこのときの、私が食べられなかったお祝い膳のことを、なぜかよく覚えていた。